医療/介護の連携による効率化とサービスの質の向上に
日本では、在宅医療を必要とする人が、2025年に29万人と推計される(厚生労働省平成24年度在宅医療連携拠点事業 事業説明会資料)。しかし、在宅医療推進にあたり、医師不足、訪問看護・介護体制の未整備、家族の負担などが大きな課題となっている。
12月27日、ソフトブレーン株式会社は、日本での在宅医療へのニーズの高まりから、今までの営業現場における顧客接点を管理するノウハウを生かし、患者基点の新しい在宅医療システム「eケアマネージャー」を開発、その提供を開始したことを発表した。
背景には、現在在宅医療を提供する医療従事者から、多職種間で情報共有し患者が安心できる申し送りを実現したいなどの声が高まってきていた。
「eケアマネージャー」概要
「モバイル活用」「シンプル」「患者基点」をキーワードに、在宅医療支援の仕組みを構築した。
「eケアマネージャー」は、従来のシステムとは違い、患者を基点とした予約管理が可能となることが特徴。タブレット端末で現場で患者への往診履歴や予約確認、各担当のそれぞれのスケジュールも確認できるので、診療の予約登録や申し送りなどもその場で簡単に行える。
また、登録するとき「eケアマネージャー」の“シナリオエンジン機能”で、設定してある手順(シナリオ)通りの報告画面(活動項目)が自動的に呼び出され、必要な実施項目の漏れを防ぐことができることから、医療サービスの品質を確保、患者の満足度を向上の仕組みが構築できる。

ソフトブレーン株式会社ニュースリリース
http://www.softbrain.co.jp/release/details/121227.html