2012年に比べ、依頼が約2倍に
株式会社ケアシステム研究所が運営する訪問マッサージ「トータルケアかつしか」では、終末期の高齢患者によるマッサージ施術の依頼が、2012年と比較して約2倍に増えている。
終末期高齢者の現状は
厚生労働省の調査によると、終末期高齢者が亡くなる場所の8割以上は病院診療所で、自宅で亡くなる方はわずか13%にすぎない。一方で、自分自身に死期が迫っているときに、療養生活を「できるだけ自宅で過ごしたい」という人は6割を超えるという。
この結果から、多くの人が自宅で終わりを迎えたいという要望を叶えられずに病院で亡くなっているという現状が明らかになった。
幸せな終末期を迎えるためには
終末期高齢者に対しては、身体の痛みやだるさ、呼吸困難、不眠、などといった肉体的な苦痛のコントロールだけでなく、精神的なケアや家族とのコミュニケーション、医師やその他の職種との連携など、対応しなければならない事がたくさんある。
今後、自宅で終末期を楽に幸せに迎えるための体制づくりが急務とされている。
医療保険も使える訪問マッサージ
訪問マッサージ「トータルケアかつしか」は、在宅の方たちを支えようと2008年8月に設立された。
最近では、医療保険を利用した訪問マッサージが社会的に認知されつつあり、寝たきりや介護の必要な方が介護職の方を通して、訪問マッサージを利用しやすくなってきている。また、終末期の患者の多くは痛みを中心とした症状の緩和や、精神的な安定をはかるためのケアが求められている。
「トータルケアかつしか」では、「ご縁のあった方すべてをえがおに」という使命のもと、スタッフとともに医療保険を使った訪問マッサージを実施している。
プレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/43420