開発中のシステムをケアマネが評価
株式会社ウェルモは、6月8日、ケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント(β版)」の実証実験会の結果を発表した。
「ケアプランアシスタント」は、医療看護・介護・リハビリ職の知識や経験等を学習・解析してケアマネジャーのケアプラン作成業務を支援する、現在開発中のAIエンジン。
実証実験会ではケアマネジャー39名に、ケアプランアシスタントを活用する場合と活用しない場合でケアプラン第二表原案を作成してもらった。
結果の概要
経験豊富なケアマネジャーに対して、経験の少ないケアマネジャーが使用した際に期待できる効果を尋ねたところ、93.1%が「ケアプランアシスタント」が提示した医療知識から「新たな知識や気づきを得ることができる」と回答。
また、「様々な負担の軽減も期待できる」と回答したケアマネジャーは85.7~92.9%、「提示された医療知識が利用者への説明の根拠として活用しやすい」と感じたケアマネジャーは82.1%にのぼった。
さらに、ケアプラン第二表の原案作成時間が約15分短縮されたという結果も得られた。
今回の実証実験会を通じ、同社は新任ケアマネジャーの基礎力の底上げ、業務効率化、ケアマネジメントの質の向上に対する一定の効果を確認。「ケアプランアシスタント」の今秋の発売開始に向けた準備を進めていく考えだ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ウェルモ プレスリリース
https://welmo.co.jp/news/archives/1281