まだまだ苦手感がある人もいるAED
医用電子機器の開発・製造・販売の日本光電は、国内で唯一、自動体外式除細動器(以下、AED)を製造・販売している。公共施設を中心に設置している場所が増えたが、いざという時に講習を受けてない人は不安感があったりするのも事実だった。
(画像は日本光電プレスリリースより)
日本光電では今回、イラストとメッセージで操作方法を案内する画面を搭載した「自動体外式除細動器 AED-2150シリーズ カルジオライフ(AED-2150、AED-2151)」と、セミオートモード機能を搭載した「自動体外式除細動器 AED-2152 カルジオライフ」の計3機種を発売した。
各特長について
イラストとメッセージで操作方法をガイド
音声ガイドに加え、AEDの操作と心肺蘇生の手順を、画面にイラストとメッセージで表示。賑やかな場所での救助や、聴覚障がい者の方が救助する場合に配慮。
音声ガイドは今までにも搭載されているが、確かにそれでは聴覚障害のある人は操作できない。またそういう場面ではしばしば人はあわてている。そんなときにイラストとメッセージで操作方法が案内されると落ち着いて対処できる。
救急隊へ引き継ぐ際に有効な情報を表示
電源をONにしてからの経過時間や電気ショックを行った回数を画面に表示。救急隊が到着した際に、情報を伝達することが可能。
心電図の確認が可能(AED-2151、AED-2152のみ)
医療従事者向けに心電図を表示。電気ショックが必要ない場合でも、心拍数や心電図の変化をモニタリングすることが可能。
緊急事態に人はしばしば情報を正確に伝えられない。そういう意味では操作した内容などを救急隊員に伝える時この機能があれば間違いなく伝わる。
※AED-2152は、医師・救急救命士向けのAEDで、一般市民は使用できない。
(引用部分はすべて日本光電プレスリリースより)
製品はJRC(日本版)ガイドライン2010に対応していて、1歳未満の乳児から高齢者まで使用することが可能である。したがって運用に合わせて電極パッドとバッテリが選択可能となっている。
電極パッドは3種類(成人・小児共通、成人用、小児用)、バッテリーは2種類(待機寿命、約2年・約4年)設置施設での運用に合わせて選択が可能である。
日本光電プレスリリース
http://www.nihonkohden.co.jp/news/12040901.html