個人情報の漏えい
平成24年6月13日(水)大阪市旭区役所保健福祉課(生活支援担当)において、書類の返却誤りによる個人情報漏えい事故があった。市は翌日の14日、個人情報の漏えいという重大な事態を発生させたことを発表し、市民に謝罪した。
年金額改定通知書等見本
(大阪市報道発表資料より)
漏えいの概要と経過
平成24年6月13日(水)午前10時30分頃、旭区の窓口で『年金額改定通知書・年金振込通知書(以下「年金額改定通知書等」)』を提出されたA氏の家族から、「返却された<年金額改定通知書等>が別人のものである」との電話連絡があった。
直ちに、A氏宅へ出向き確認したところ、全く別人であるB氏の「年金額改定通知書等」を誤って返却していたことが判明した。
区において状況を確認したところ、
午前9時30分頃A氏が来庁され、提出された「年金額改定通知書等」を窓口の職員が受け取り、コピーして原本をお返しする手続きをしている間に、B氏の「年金額改定通知書等」をコピーした他の職員が誤ってA氏にB氏のものを返していたことが確認されました。
(大阪市報道発表資料より引用)
漏えいした個人情報は、住所・氏名・年金の種類・年金証書の基礎年金番号・年金コード・合計年金額(年額)・振込額・振込先金融機関など。
事態を受けて区の対応は、A氏にお詫びし、誤って返却したB氏の「年金額改定通知書等」を受け取り、区役所に残っていたA氏の「年金額改定通知書等」を返却。また、B氏に連絡をとり、訪問して謝罪と経過説明を行い、B氏の「年金額改定通知書等」を返却した。
旭区役所では、個人情報保護の重要性を認識し、今回の事故を踏まえ、書類を返却する前に本人確認のため、書面を指差しながら申請者の方に氏名などに誤りがないか確認していただくことを重ねて徹底していくという。
大阪市報道発表資料/旭区役所保健福祉課(生活支援担当)における個人情報の漏えいについて
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/asahi/0000172392.html大阪市報道発表資料/添付資料/年金額改定通知書等見本
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/cmsfiles/